費用を重視するなら？―自治体の粗大ごみを利用する

何がなんでもコストを低く抑えたい場合は、自治体の粗大ごみ回収を利用するほうがいいでしょう。
ただ、費用が低く抑えられえる分、自分でやらなければならないことも多く発生します。
粗大ごみ扱いになる不用品が出た場合、まずは自分で自治体に連絡をとって粗大ごみ回収の申し込みをした後、コンビニやスーパーで手数料納付券を購入し、指定の日に指定の場所へ自分で出さなければなりません。
自分で運びだせるものだったらいいのですが、大型家具になると個人での搬出がかなり困難な場合もあります。
2階に置いてあるダブルベッドを出すときなどは途方にくれてしまうでしょう。

また、安くてうれしい自治体の粗大ごみですが、収集してくれないものもあります。
例えば、家電リサイクル法で定められた冷蔵庫などの大型家電や家庭用パソコンなどは収集してもらえません。
また、園芸用の土なども対象外ですし、処分に困るものほど、自治体の場合は回収不可の場合も多いのです。

大型家具や家電を処分したいときは？―不用品回収業者だと手間がかからない！

大きな家具は買うときにはうれしいのですが、不要になったときは困りものです。
のこぎりなどを使って自分で解体し、少しずつ処分することができればいいのですが、実際にはなかなか難しいですよね。
日々忙しかったり、高齢であったりすれば体を痛めてしまうこともあるでしょう。
ましてや大型の家電製品の場合は、自力で動かすこと自体できません。

こんなときはやはり、不用品業者にお願いするのがいいでしょう。
自治体の粗大ごみ回収を利用するより費用がかかってしまいますが、電話一本でトラックとともに駆けつけてくれ、すべての作業を行ってくれるので、ほとんど手間はかかりません。

どちらが早い？―不用品回収業者が圧倒的に有利

不要なものって早くに家から出してしまいたいものですよね。
ですが、自治体の場合は収集日が決まっています。
粗大ごみなら、名古屋市の場合は月に1回です。
前月の回収が済んだ直後だったら、あと1カ月近く待たなければならないこともあるのです。
また、仮に大型家具を自分で解体して少しずつゴミ収集日に出すとしても1回では済まないでしょう。
解体して自治体の定めるルール通りに搬出しているといえ、ゴミ集積所や自宅前にあふれかえるくらいに積み上げるのもどうかと悩んでしまいますね。
結局数週間かかってようやく処分完了ということになりません。
時間が十分にあればいいのですが、大型の家具などの粗大ごみが出るタイミングというのは、引っ越し前だったり、家具の入れ替えであったりと、時間に制限があることのほうが多いものですよね。
回収の手続きに解体作業、搬出……と何週間もかけている余裕はありません。
やはり、多少費用がかかっても一気に片付けてしまいたいものです。
スピードを重視するなら不用品回収業者に依頼するほうがいいでしょう。
不用品回収業者ならば、電話1本で用件を伝え、回収の日程を決めることができます。
業者によっては休日や夜間に対応してくれるところもあるので、引っ越しが迫っている、または日中忙しい方などにとっては不用品回収業者に依頼するほうが断然おすすめです。

処分したいものがたくさんあるときは？……不用品回収業者が便利

1つならまだいいのですが、大型のごみが大量に出たときって本当に処分に困りますよね。
例えば、故人の遺品整理や、ゴミ屋敷の片づけなどで、処分したいものが多種多量にあったらどうしたらいいのでしょうか？
まず、自治体の収集の場合は、対象品目が限られています。
例えば、家電リサイクル法対象品は回収してもらえません。
処分したいものが大量にあったら、それをまず自体体の回収対象のものとそうでないものに分け、さらに細かく分別して、規定の手続きを積んで、指定の日に少しずつ処分していく……なんて考えるだけでも嫌気がさしてしまいませんか？
時間もかなりかかりますし、自治体に依頼するとはいえ、それなりに費用もかかるでしょう。
その点、不用品回収業者の場合、有害性や引火性がある危険なもの、著しく悪臭を発するものを除けば、ほぼ全て回収が可能です。
それこそ、「この部屋にあるものすべて持っていってください」と言えば、トラックに積んで運んでいってくれるのです。
煩わしさから一気に開放されるのもうれしいですね。

まとめ

粗大ごみの回収にあたっては、自治体に依頼した方が品目ごとの手数料は安く抑えられるでしょう。
ですが、自治体に連絡して申し込みをする、手数料納付券を購入する、自分で運びだすなど、負担が大きいのも確かです。
その点、民間の不用品回収業者なら電話1本で済みます。
トラックで不用なものをすべて運んでいってくれます。
もちろん面倒な運び出しもやってくれます。
費用は自治体よりかかりますが、手間や負担を考えると、やはり不用品回収業者に依頼するほうがメリットが大きいと言えるのはないでしょうか？