名古屋でタンスを処分する方法

捨てるだけではもったいない!?　名古屋でタンスをお得に処分する方法！

不要なタンスを処分したい！

大きなタンスは処分する時に困るものです。引っ越しなどでいらないタンスが出たり、新しいタンスを買ってこれまで使っていたタンスが不要になることはないでしょうか？
特に引っ越しをして、引っ越し先がワンルームなど狭い部屋だった場合にはタンスが不要になるケースが多いそうです。
タンスは部屋を圧迫することから、衣類はタンスではなくかけるタイプの収納に任せるという方も少なくありません。
また、名古屋は高齢者の多い地域です。高齢者の方が老人ホームなどに入居する際生前整理をしたり家を片付けてから入居する方もいます。
その時にダンスが不要品となることもあり、高齢者の方がご自身で処分できない場合は親族がタンスの処分を任せられます。
タンスがないというお宅でもタンスの処分に関わらなければならないのです。
このようにタンスが不要になるケースがよくありますが、タンスを処分する機会はあまりなく、処分の方法に戸惑うという方もいそうですね。
いらなくなったタンスはどのように処分するべきかを以下にまとめます。

いらなくなったタンスはどうする？

不要になったタンスをどう処分するかは悩みどころですが、ざっくりと考えて5つの処分方法があります。
ひとつは引越し業者に依頼すること、もうひとつはリサイクルショップに売ること、もうひとつはオークションで売ること、もうひとつは粗大ごみとして回収してもらうこと、最後は不用品回収業者に依頼することです。
不要になった家具は粗大ごみとして捨ててしまうのが一般的な処分方法と思われますが、タンスの処分には意外と色々な道があるのです。一般家庭ではタンスが不要になった場合、上記の処分方法で解決するでしょう。
例外がひとつあります。それはオフィスや店舗などから不用品として出たタンスの処分です。事業者が出した不用品や廃棄物の類は産業廃棄物として扱われますから、一般の粗大ごみとして自治体に回収してもらうことはできません。
産業廃棄物は事業者が責任をもって処分をする義務がありますので、不用品回収業者に処分を依頼した上でどのように処分をされたかを記載したマニフェストを発行してもらわなければなりません。
一般家庭で使うような見た目のタンスであっても産業廃棄物なら家庭ゴミに混ぜて出すことはできませんので要注意です。
もし産業廃棄物を一般のゴミと偽って出してしまった場合、懲役や罰金が免れませんので甘く見ないことが大切です。
一般の家庭から出たタンスの処分に書類などはいりませんので、色々な処分方法を検討してみましょう。

売れるタンスとは？

タンスは中古品として扱えるようなものならリサイクルショップで引き取ってもらえます。売りたいお店を選ぶなら家具や骨董品を扱っているお店が良いでしょう。
不要になったタンスを売りたいときは、そのタンスが売れるかどうかを考えてみる必要があります。
さて、タンスの中では高く売れるものもあると存じでしょうか？　有名なメーカーが作ったタンスや有名作家が作ったタンス、民芸品や伝統工芸品として製造されたタンスの中には高額な値段で買い取ってもらえるものも多いようです。
特定のメーカーではなくても長野県で「信州わざ匠」というマークがつけられたタンスは高額買取されやすいようです。そのマークがついていると、優れた技術や素材を生かして作られたタンスという証明になるためです。
売れるタンスの特徴を見逃さないようにして高額買取を狙いたいものですね。希少価値の高いものは市場価値の高いですから、リサイクルショップではそれほどの値段にならなくてもオークションに出した際に高額がつくこともあるでしょう。
高額買取が狙えるタンスは以下のようなものです。
北海道民芸家具というメーカーが製造したタンスは希少価値がついています。現在は廃業したメーカーであるものの、深い色合いの昔ながらのデザインのタンスが人気を博しているようです。
オークションでも中古の洋服ダンスが30,000円ほどの値段で売られていたりしますから、需要が高いとみられます。
岩谷堂箪笥というタンスブランドが作ったタンスも人気があります。岩谷堂箪笥は岩手県奥州市に所在するメーカーです。
平安時代末期に創業し、経済産業大臣が認めた「伝統工芸士」が在籍するメーカーとして知られています。
洋服ダンス、衣装ダンス、整理ダンスの3点セットが婚礼家具として現在も販売されています。引手などに飾りのついた南部鉄器が使用されており、整理ダンスの値段は新品で約40万円ほどです。捨ててしまうのはもったいないですね。
日光彫の職人が手掛けたタンスは骨董品としての価値も高い逸品です。日光彫とは江戸時代に日光東照宮が作り変えられた際、全国から呼ばれた彫物大工が仕事の余暇に作った彫刻がルーツとなっている彫物です。現在はカツラやホウなどといった木を使って、盆、皿、菓子器、テーブル、そしてタンスが作られています。
日光彫は芸術性の高さが認められているので高額買取が期待できます。
ご紹介した中に名古屋のタンスブランドがないのが残念ですが、引っ越しで名古屋に移ってきた方や該当地域に親族のいる方はこれらのタンスを所有しているかもしれません。タンスを処分する前によくチェックしてみてください。
上記のメーカーや職人が作ったものではなくても中古品として価値の高いタンスはありますので、可能ならばタンスを処分する前にメーカーや製造時期を調べてみると良いでしょう。
例えば海外アンティークのタンスはインテリア性の高さが評価されており需要があります。
ノーブランドのタンスでも状態が良くデザイン性や機能性が認められれば高い値段で売れます。

売れないタンスは粗大ゴミとして回収してもらいましょう

さて、残念ながら売れないタンスもあります。花嫁道具として扱われる婚礼タンスは高価で品質の良いものが多いですが、重量がネックとなることが多いです。高品質で見た目が良くても重くて買い取れないという方も少なくないのです。
また、婚礼道具は新品のものを求める方が多いので中古の婚礼箪笥の需要はそれほどありません。一人では運び出しができないほどの幅と重量があるのもウィークポイントとなります。
タンスの査定には衛生面やタンス自体のコンディションも問われます。ブランドものであればまだしも、ノーブランドのタンスは購入から5年以上経ったものは買取の対象にならないことが多いです。
タンスは長持ちする製品なので何十年も使っているというご家庭が少なくないでしょう。しかし市場価値的には購入から7年～10年経ってしまうと0になるので、古いタンスは売れなくなってしまうのです。
売れなくなったタンスは自治体に粗大ゴミとして出すのが手っ取り早いです。処分の費用が安く済むためです。
名古屋市の場合、高さ120センチ以上または幅90センチ以上のタンスは1,500円、高さ120センチ未満かつ幅90センチ未満のタンスなら1,000円で処分できます。
粗大ゴミの日にしか出せないので急を要するときには向きませんが、引っ越しなどで計画を立てて家具を処分していく際は利用してみてはいかがでしょうか。

売り時はいつ？

価値のあるタンスがあったとして、気をつけたいのかショップなどに売る時期です。引っ越しシーズンの3月は査定が混み合います。引っ越しで処分したいということが分かってしまうと極端に低い値段で買い取られてしまうこともあるので要注意です。
可能であれば複数のリサイクルショップで比較検討し、相場を掴んでから売りに出しましょう。
タンスを売るなら引っ越しシーズンの3月は避けるのがベターです。

不用品回収業者に依頼するのもアリ！

それなりの費用はかかりますが不用品回収業者にタンスの処分をお願いするのも良い方法です。
不用品回収業者に依頼すればご自身の手でリサイクルショップに出さなくてもタンスを買い取れることがあります。
重くて運搬が難しいタンスでも、見積もりの際に運搬込みで話をつければ現地まで取りに来てくれる業者がほとんどです。高齢者の方や女性の方でも安心してタンスを処分することはできます。
引っ越し業者にも不用品の引き取りを請け負っているところがありますので、引っ越しの際は引っ越し業者に不要になったタンスを回収してもらっても良いでしょう。
このようにタンスの処分方法はいろいろあります。売ればお金になることもありますので、少し時間をかけて検討してみてはいかがでしょうか。