名古屋でゴミ屋敷の片付けに困ったときの対処法

名古屋でゴミ屋敷の片付けに困ったときの対処法とは?

ゴミ屋敷とは?

○○屋敷という言葉がよく聞かれますね。猫を多く飼っているお宅が猫屋敷と呼ばれるケースがありますが、ゴミでいっぱいのお宅はゴミ屋敷という不名誉な俗称がつけられます。
ゴミ屋敷がテレビで取り沙汰される頻度も多く、ゴミ屋敷は注目の的となりがちです。
では、実際にゴミ屋敷と呼ばれるお宅はどのようなものでしょうか?
ゴミ屋敷についての明確な定義はありません。ゴミ屋敷は散らかった程度というよりも住民の意識が問題になることが多いようです。
例えば物が散乱した部屋は「汚部屋」と呼ばれることがあります。汚部屋の特徴は散乱しているものがまだ使えそうなものであるということです。
整理整頓さえすれば普通の部屋と変わらないケースもあります。なので、汚部屋の住民はいつか部屋を片付けなければという意思を持っていることが多いです。
一方ゴミ屋敷はどういうものかというと、誰が見てもゴミのようなものを溜め込んでしまっている状態です。
ゴミを溜め込むと掃除ができませんから、蜘蛛の巣が部屋の中に張られたりします。虫の死骸なども放置され、ゴキブリなどの害虫も発生するためゴミ屋敷は非常に不衛生です。
しかしどうみてもゴミのようなものでも所有者にとってはゴミでないのなら、周囲による強制排除は困難になります。
また不衛生である、景観を損なうといった理由だけでは行政の介入の対象にはなりません。
ゴミ屋敷に所有者が入居し続けている限り空き家措置法などで処分することはできませんので、どう見ても廃墟のようなお宅でも地域住民に放置されながら残ってしまいがちなのです。

なぜゴミ屋敷が発生するのか?

問題になるほどゴミを溜め込んでしまう人物には複雑な事情があるとも言われています。 ゴミを迷惑になるほど放置する人物の多くに親族や家族がいないことが問題として挙げられています。
助言や指導をする身内や友人がいないため、ゴミ屋敷には地域からも孤立した家の所有者が 独居しているケースが多く、問題の解決を難しいものにしています。
ゴミ屋敷が問題化する原因の一つは先に少し触れましたが、所有者に片付ける意思がないことです。ゴミをゴミとも思わず、コレクションとして扱っている方もいます。
また、物を捨てることに罪悪感を抱いてしまい処分ができないという方も報道でよく見られます。
ゴミを財産と思ってしまった場合、行政や地域からゴミを捨てるように指導されると不安からかえってゴミをもっと集めだしてしまうケースもあるそうです。
このようにゴミ屋敷の住民の異常行動がテレビやワイドショーで取り沙汰されることも多いですが、ゴミ屋敷の発生には社会的な問題もあります。
例えば家電リサイクル法の問題です。経済的に困窮しているゴミ屋敷の住民がゴミの処分費用を支払えないために自宅に放置してしまいます。
一度ゴミ屋敷になってしまった住宅には持ち主がいなくなった後、近隣住民からゴミの不法投棄をされることがあります。
ゴミ屋敷を撤去して綺麗にした後にもいつのまにかゴミを捨てられていることがあるので、新居者とのトラブルが発生しやすいそうです。
ゴミ屋敷の持ち主が古物商で在庫増加を管理しきれずゴミにしか見えないものを放置してしまったり、ゴミ屋敷の持ち主の注意欠陥障害などの精神疾患が原因で片付けられないというケースも見られます。
ゴミ屋敷は複雑な背景で発生するものですので、対処が難しいのです。

ゴミ屋敷を放置するとどうなる?

さて、ゴミ屋敷を放置するとどうなってしまうのでしょうか? 対処が難しいとはいえ、状況によっては行政による強制執行が入ります。
平成30年に名古屋のゴミ屋敷に強制執行が入りました。ある3階建ての住宅に住む男性がダンボール箱や空き缶の入った袋を積み上げて玄関を塞ぎ、ベランダから物を溢れさせていました。
いわゆるゴミ屋敷状態となっており、男性に建物を貸していた所有者の男性から撤去を要請されていましたが、住民の男性がこれに応じなかったため、所有者の男性が提訴していました。
名古屋地裁は住宅の明け渡しを命じる判決を言い渡し、約半年後に強制執行を開始。ゴミ屋敷清掃業者を伴い、ゴミ屋敷の中に散乱した物品を撤去しました。
上記の事例のようにゴミ屋敷を放置すると裁判になることもあります。ご紹介した事例ではゴミ屋敷の住人が住宅の所有者ではなかったため 撤去作業が強く求められたと思われます。
しかしゴミ屋敷に強制執行が入る様子はよく報道されますので、所有している住宅をゴミ屋敷にしてしまった場合、提訴されることも視野に置いた方がいいかもしれません。
放置されたゴミ屋敷が提訴してでも片付けられるのには理由があります。見た目が悪いだけではなく、ゴミによる悪臭は近隣住民の迷惑です。
ゴミ屋敷にはネズミやゴキブリといった害獣・害虫が住み着きます。ゴミをためていると放火の原因にもなりますので、ゴミ屋敷はその住宅の住民一人の問題ではないのです。
公道にゴミを氾濫させているようなゴミ屋敷が報道されることもありますが、そこまでゴミを広げてしまうと自宅だけの問題ではないので強制的に撤去される可能性が高くなります。
ゴミ屋敷を放置すると、ゴミ屋敷の住民にとって今は良くてもいつかは周囲に認められなくなってしまうのかもしれませんね。

自分では片づけられないときも

少し大規模なゴミ屋敷の例を紹介しましたが、公道やベランダにゴミを積み上げてしまって近隣住民に迷惑をかけることはなくても、家の中がいつのまにかゴミ屋敷になってしまって困っているという方もいるのではないでしょうか?
自宅が軽いゴミ屋敷状態になってしまう原因はいろいろあります。病気や怪我をして思うように体が動かないという所有者もいます。そうした方にとってゴミの処分は簡単ではありません。
人によってはゴミのように見えるものにも大切な思い出があり、大事にしたいと思っている方もいます。
日々の仕事や家事が忙しくついゴミの処分を後回しにしてしまった結果ゴミが溜まってしまったり、趣味に費やす時間を多くするあまり身の回りの片付けには注意が向かなかったという方もいるでしょう。
気がついたら自分の家がゴミ屋敷状態になっていた場合や、ゴミ屋敷の男性が住宅の所有者から提訴されたケースのように、知っている人物の家がゴミ屋敷になっている場合はとても困りますよね。
しかし客観的に見て自宅がゴミ屋敷になっていることを知人などに打ち明けるのは恥ずかしいものです。そうした気持ちもあり、自分一人で大量のゴミに向き合わなければならないのは辛いと思っている方もいるでしょう。
自分ではゴミ屋敷のゴミを片付けられない時はどうすれば良いのでしょうか?

早く片付けるならプロに依頼を!

そんな時はゴミ屋敷清掃のプロにゴミ屋敷の片付けを依頼してみてはいかがでしょうか。
裁判所の判決によってゴミ屋敷に清掃業者が入った時に、次々と不用品や廃棄物が運び出される様子をテレビで見て胸がすく思いをしたこともいるのではないでしょうか?
行政による強制執行を待たなくとも、ゴミ屋敷清掃業者に依頼すれば簡単に早く自宅のゴミを片付けることができるのです。
ゴミ屋敷の住民は近所から煙たがられがちですが、ゴミ屋敷をよく知る業者なら誠実に対応してくれます。
天井にまでゴミが到達してしまっているようなお宅でも作業員が手分けして作業をすることで十分に対応できますし、希望があればハウスクリーニングも行います。
またゴミの中にも重要な書類などがある、近隣住民の目が気になるという場合でもプライバシーに対する最大限の配慮を行いますのでご相談ください。
ゴミ屋敷の住人ではない方が遠方からゴミ屋敷の清掃を依頼することも可能です。予め指示をいただければ、依頼者の立ち会いなしでの清掃作業もできます。
ゴミ屋敷は放置すれば放置するほど状況が悪化してしまいます。害虫や害獣が増え、埃が積もり、ボヤが出る危険性も高まってしまいます。
もしご自宅や親族の自宅がゴミ屋敷になってしまった場合、早めにプロの業者に相談することをおすすめします。

PAGE TOP